四年前期 総合演習Ⅱ 成果物

こんにちは!8月ブログ担当のまる。です!

ようやく4年前期を乗り越え長い夏休みが始まりましたが、すでに連日の暑さにやられています…。
水分補給をしっかり取って体調管理に気をつけていきたいですね。

今回はかわゼミの4年生の皆さんが総合演習Ⅱで制作した作品について紹介させていただきます!

皆さんには以下の項目で回答をいただきました。

1.作品名

2.作品概要

3.作品のポイントや感想

4.卒制について


さかな

1.【vlog】一人暮らしデザイン学生の1日

2.デザイン学生のリアルをコンセプトに、実写とアニメーションをかけ合わせた映像でvlogを制作しました。

3.リアルさを損なわない程度にvlogとしての面白みのある演出をシーンごとに加えています。また、実写の背景と馴染むよう、わざとぼかしを入れて画素を落としたコマを挟んだり、光の当たり具合に合わせてオーバーレイをかけたりなど工夫しました。
リアルとキャラクターが馴染んでいるような表現を模索したいと思っていたため、楽しんで制作できました!また、アニメの制作過程を一通り経験して、改めてアニメを作ることが大変な作業なことを体感しました…!

4.卒業制作は地元の市の歴史をピックアップしたコンテンツ制作(Live2dキャラクター、歴史のストーリーに沿ったイラスト制作、キャラクターのグッズ制作など)を考えています。まだ構想の段階ですが、学生制作最後の制作となるので、やりたいことをやり切れるよう、頑張りたいです…!

この作品は大学公式Youtubeチャンネルにも掲載されています!

https://www.youtube.com/shorts/sLkvYo-y3rA

一つ一つのシーンのクオリティが高いうえに、リアルとイラストが絶妙に融合していて何度でも見返したくなります…!
等身大なデザイン学生の姿が見られるので、自分に置き換えて想像することができてわくわくしますね!
思わずくすっと笑えるシーンもあって、遊び心を感じます。
キャラクターもアニメのようにデフォルメにデザインされていて凄く可愛いです!


はな

1.acrylium

2.水族館をイメージした、アクリルディスプレイのDIYキットです。
作品3種類、パッケージ、説明書を制作しました。

3.UVライトや日光に当てると暗闇で光ります。
魚が骨になったりタコに模様が浮き出たり、明るいときと光ったときで見た目が変わるようにしたのがポイントです。
普段はデジタル作業が多めなので、手を動かしたものづくりができて良かったです。

4.まだ未定ですが、ゲームなどを作ってみたいです。

実際に水族館で見てるかのように神秘的な演出になっていて、思わず見入ってしまいますね!
DIYが好きな人だけでなく海の生物が好きな人、シンプルに癒しが欲しい人も、思わず手にとりたくなるようなキットになっていると思いました。(なんなら私も欲しいです…)
明かりがついている時と消灯時とで見え方が違うのもこだわりがあって素敵です。


はやしかいと

1.マジックアワー

2.構造色を持った虫と空をモチーフに光の角度で色が変化する体験型作品。

3.色の変化を強く感じられるような配色を心がけました。何回も試作を重ねたため色に関して言えば満足いく色を出せたと思います。制作物全体で言えば納得いってない部分が多くあるため、この反省を卒制に繋げていきたいです。

4.やりたいこととできることに差が出ないように意識をしつつ、自分自身の強みを活かした制作物にしたいです。それに加えて、前回の反省点である使う媒体の良さを最大限引き出すことに全力を注ぎたいです。

見る角度によって色が変化していて、何度見ても神秘的で不思議です…!
今回も新しい手法で制作に挑戦していて、どこからその知識を得ているんだろう…?と毎度驚かされています。
実際に完成品を見させていただいた際に、変化前と変化後で色の移り変わりが本当に鮮やかで、自宅などに置くことができたらいつもと違う日常を楽しめそうだなと思いました。


ぴめ

1.絵本『ハチドリくん旅にでる』

2.最近ではサブスクで映画を観る人が多くなりました。そこで今回は、絵本を通して、映画館で映画を観ることの楽しさを伝えるということをテーマとして制作しました。

3.絵本の中に出てくる物を実際にグッズとして作ることで、より感情移入しやすいようにしました。グッズは、映画館の主がくれるキャンディ缶、映画鑑賞後に感想を書くカード8種、トートバッグを制作しました!
紫、青緑を中心に色数を絞って、おしゃれさを意識しました。
今回は(も?)スケジュール管理が上手く行かず…あれこれと考えながら制作していたためギリギリになっていました…間に合ってよかったです…^^;

4.卒制こそはスケジュール通り制作したいです!
作るものやテーマはまだ何も決めていませんが、この夏休み中に見つけたいなぁと思っております🥹
やっぱり最後もイラストを描きたいですね〜!

私も映画館で映画を見るのが大好きなのでめちゃめちゃ共感しました…!
絵本を通じて映画館で見る楽しさが伝わってきて、作中に出てくるグッズも、どれもデザインが可愛らしくて実際に手にしながら映画館に足を運びたくなります。
友達と映画館に行って、一緒に振り返りながら感想カードを書いてみても楽しいかもしれないですね…!


りんりん

1.和火

2.和歌とその解説、和歌に対応したイラストレーションを収録した冊子とその収納ケース。

3.冊子の収納ケースは”魂”をイメージした形に切りました。イラストレーションも含め、全体的に鮮やかな印象をもたせるプロダクトにすることで、普段和歌に馴染みのない方にも手に取ってもらえるような作品を目指しました。

4.私の原点である”宇宙”に関する制作をしたいと考えています!

収納ケースが「魂」をモチーフにしてるだけあって、インパクトが凄いうえに内に秘めてる情熱まで伝わってくるようですね…!
収録されている和歌に合わせて描かれたイラストレーションも、どれも鮮やかかつ印象的で世界観にぐっと引き込まれます。
こんなセットが手元にあれば気になって思わず手にとってしまいますね。
新しいアプローチで日本の伝統に触れる機会を作ってくれる素敵な作品だと思います!


さよこ

1.SUAC LIBRARY MAP

2.オープンキャンパスに向けた本学の図書館案内マップ

3.ポイントは高校生に興味を持ってもらえるよう、ジャンルの選定と言葉選びを工夫しました。
またアイソメ図を用いて、館内の構造をイメージしやすくし、見ていて飽きない楽しい案内マップを目指しました。

4.まだテーマは決まっていませんが、自分の好きを表現しながら、まだやったことのないものにチャレンジしたいです!

凄すぎるという一言に尽きます…!
このマップは実際にオープンキャンパスで配布されました。図書館のマップということで、館内の構造だけでなくどこにどんなジャンルの本があるかなど、たくさんある情報を文字やイラストを駆使して整理し、見やすくまとめられていて凄いです。
館内の図は構図と配色で見やすくしているだけでなく、ところどころに図書館を利用する色んな人が描かれており、見ていて楽しいです。
各ジャンルの言葉やイラストも分かりやすく、高校生でも迷わず興味のあるジャンルを探せるなと感じました。


まる。

1.絵本「ルナとサンと星光りの花」 ティザー映像

2.シネマグラフを用いたオリジナルストーリーの絵本を考案し、40秒ほどのティザー映像を制作しました。

3.普段は線画をしっかり描いてぱきっとしたイラストを描くことが多いので、輪郭線のない柔らかなタッチのイラストに挑戦しました。ストーリーを最後まで考えて台割を描き、ティザーで使うシーンをピックアップしました。そもそもティザー映像を作ったことがなかったので、実際の映画などのティザー映像を参考にしつつ、どういう構成で、どういうフレーズを挿入すれば興味をもってもらえるか悩みながら制作しました。見せ場になる見開きのシーンは、パッと見たときにどんな状況なのかが分かるように構図やアニメーションを工夫しました。

4.卒業制作では、この絵本を色々見直しつつ最後のページまで制作して完成させたいです。


以上、総合演習Ⅱの作品紹介でした!

前回からパワーアップして今回も力作ぞろいでクオリティが本当に凄い…!

個人的にみなさんの作品のお写真撮らせていただきました…。
みんな今回も凄いもの作ってるぞって自慢してきますね。(誰に)

次の卒業制作でいよいよ最後ですね…。

お互いに悔いのないように頑張りましょう!!

[まる。]

>かわこうせい 研究室

かわこうせい 研究室

静岡文化芸術大学にて、ビジュアルで物語る「ナラティブ・デザイン」を研究しています。 絵本やイラストなど描くデザインを核に、グラフィックやファッション、インスタレーションから人工知能までバラエティに富んだ分野で活動しています。

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